台北ゼミ調査合宿 第2日目
2013年7月31日 (水)
生活情報学科大友ゼミナール台北調査合宿2日目は、朝から夜までたっぷり使える貴重な1日。外気温はどんどん上昇し、徒歩20分の台湾日本人会事務局へもタクシー利用。台北ではタクシーが安くて便利ですが、3台に分乗すると1台目の出発から3台目の到着まで結構タイムラグが・・・。
予定よりやや遅れてインタビューがスタート。私たちの自己紹介から始まり、台湾日本人会/台北市日本工商会総幹事の山本幸男様によるレクチャーに続いて、まず、「ねねの会(台湾母乳の会)」を主宰されている元看護師の林さゆり様へのインタビュー。台湾でも男性が出産に立ち会うようになり、日本人妻も台湾で出産する傾向にあるそうです。続いて、「居留問題を考える会」代表の大成権真弓様へのインタビュー。アメリカのロースクルー留学中にご主人と知り合って国際結婚。配偶者ビザだけでは働けず、15年間主婦をしていたこともあるそうです。もっともっとお話しをお伺いしたいのに、あっという間にランチタイムに・・・。
ランチは徒歩2~3分のところにある「黒タピオカ入りパールミルクティ発祥の店」として知られる春水堂・・・のつもりでしたが、1週間前にお店の名前が変って「喜喜壺」人間茶館になっていました。でも、メニューは同じでした。大友ゼミでは10月の桐華祭でタピオカの模擬店を開きます。ここでしっかり本場の味をリサーチ! 7月27日には春水堂の日本第1号店が代官山にオープンしたそうなので、今度はそちらにも行ってみたいと思います。
ランチには台北の日本語観光ガイドサイト「台北ナビ」の細木仁美編集長様も同席。この台北調査合宿の準備には、「台北ナビ」にすっかりお世話になりました。http://www.taipeinavi.com/
食後は、その情報発信基地でインタビュー。写真はデスクに座る細木編集長様。日本語教師からスタートし、いろいろと転職して、現在の仕事は11年目になるそうです。台北では転職しながらキャリアアップするそうです。産休も2か月と短く、育児はご近所に住む夫方のご親戚やメイドさんにお手伝いいただいたそうです。
3時からは228記念館で台湾の現代史を学習。蕭錦文様に日本語でボランティアガイドをしていただきました。蕭様は映画『台湾人生』に出演している日本語世代の88歳。228記念館の展示では意図的に省かれてはいても、日本統治時代には板垣退助が来台して14回にわたって遊説し、自由民権思想を説いたそうです。帝国主義の植民地支配の中にも時代の進化を見出そうとする前向きな姿勢に感涙。
2時間にわたる見学の後、やはり日本語世代の小児科医である林彦卿様が、館内のカフェでお茶をご馳走してくださり、さらには、台湾総督府前、中正記念堂前、そして「台北の原宿」西門を案内してくださいました。林様は、旧制の台北一中から台北医専に進み、日本人のクラスメートの中、唯一の台湾人だったそうです。
陽が落ちて、台北の街は夜市の時刻になりました。台北の夜市といえば士林。日本への留学経験がある台湾企業の女性副総経理(=副社長)ティナさん(写真)に士林観光夜市を案内していただきました。屋台の食べ物やカキ氷など、すっかりご馳走になりました。実はティナさんとは、この調査合宿の3日前、台北へのお土産を購入しようと新宿のデパートへ行った際、来日していたところで偶然知り合ったばかり。台湾の方はみなさんとても親切で心温まる方ばかりですね。
こうして長い台北の2日目が終わりました。
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