« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

『表現文化論Ⅰ』授業紹介(第6回)

2012年5月28日 (月)

今日のテーマは日本の伝統芸能「落語」。

講師をお招きしての特別授業です。

まずは仲野基道先生から、

噺の構造や小道具の使い方など、落語に関する基本的な事柄を教えていただきます。

1_2 

落語は1人の人が座ったままで、すべての登場人物・場面を演じ分ける芸能です。

1人で多くの人を演じ分けるために、

上手(かみて)や下手(しもて)に顔の向きを変えて演じます。

そして、いよいよ柳家三三師匠の登場!

三三師匠は実際に手ぬぐいと扇子を使って、さまざまな動きを演じてくださいました。

1枚の手ぬぐいが本や手紙に。

1本の扇子が筆から箸に、箸から刀に。

まるで目の前にそのものがあるかのような、鮮やかな表現力に驚かされます。

仲野先生のお話にあった「上手」「下手」の演じ分けについて、

お芝居と落語を比較しながら説明してくださいました。

お芝居では人物の立ち位置が入れ替わる複雑な動きも、

落語では座ったまま、顔の向きとしぐさで表現します。

最後は三三師匠の落語実演。

演目は「みそまめ」と「道灌」。

三三師匠の張りのある声と豊かな表情に、教室にはたくさんの笑い声が響いていました。

落語の魅力にたっぷり浸れる、有意義な授業となりました。

4

Posted by 表現文化学科

| | コメント (0) | トラックバック (0)

図書館ライブラリサポーターの選書ツアー

私たち6名のライブラリーサポーターは、去年の冬頃から春にかけて、図書館テーマ特集の選書を活動として行なってきました。
テーマは『ジブリ』『韓国』『絵本』の三つです。
これらのテーマは、私たちライブラリーサポーターが三班に分かれ、どのようなテーマにするか、どのような本を揃えるか、真剣に悩み頑張った結果、直接池袋のジュンク堂書店で購入して、とうとう図書館に展示することができました。
今回はそのテーマ特集について紹介します。

Photo_2

http://www.jumonji-u.ac.jp/library/13_4c57cc48434b4/index.html

【ジブリ】
スタジオジブリに関する本を並べました。
映画のもととなった原作本や、監督宮崎駿さんの本など、さまざまな本が展示してあります。
値段的には手の届きにくい、とても大きな大判の画集も沢山あります。
とても豊富な種類を用意しましたので、これらを読めばあなたもジブリ通になれること間違いなし!

【韓国】
現在日本では韓流ブームが起こっています。こちらのテーマではそんな韓国にちなんだ本を並べました。
韓国のドラマ原作本や、韓国語の本、はたまた韓国の歴史についての本まで、面白い本が沢山そろえてあります。
韓国ファンの方々、これから韓国を知っていきたい方々、是非こちらの本で韓国について学んでみてはいかがでしょうか?

【絵本】
十文字学園女子大学の図書館にはたくさんの絵本がそろえてあります。
が、その絵本とは別に、新しい本を増量いたしました。
今回は飛び出す絵本などの仕掛けのある絵本が勢ぞろいしています。
授業でもご利用ください。幼児教育の方、必見です!

これら三つのテーマ、興味の方は湧きましたでしょうか?
今回は本だけではなく、装飾にも気合を入れました。
是非図書館に訪れてご覧になって下さい。

by Library supporter A.K

Posted by 職員

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キャンパスで感動的な金環日食を楽しむ

2012年5月21日 (月)

5月21日の朝, 大学のキャンパスで有志の学生・先生・職員の約270名の方々と一緒に, 金環日食を楽しむことができました。朝5:00過ぎには太陽のある方向だけが曇っていて心配でしたが, 肝心の時間帯だけすっかり晴れました。きっと皆さんの普段の行いが良かったのでしょう。

 早い人は朝6時半頃には来ていたようです。この時には既に部分日食が始まっており, 半月からだんだん三日月のような形に変わっていきました。さらに日食が進み, 7:32に本当に金環日食になったのは感動的でした。そのとき, 夕方のようにあたりが薄暗くなったのが良く分かりました。その後徐々に太陽が大きくなって元に戻っていきましたが, この時太陽に雲がかかり始めよく見えなくなりました。

 図書館の近藤さん, そして理科の井口先生が写真を撮ってくださいました。僕のほうでは, 明るさがどう変化するのか知るために, 照度(ルクス)を測ってみました。太陽の変化と明るさの変化を示します。

【明るさの変化】記念ホール前

6:59  2500Lx

7:10  1560

7:20   935

7:30   397

7:35   237(金環日食は7:32~7:37)

7:42   365

7:52   557 以後曇る


Photo_2

2

3

4

       (文 児童教育学科(理科) 津吹 卓)

Posted by 職員

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『表現文化論Ⅰ』授業紹介 (第5回)

2012年5月17日 (木)

Jpg

コミュニケーションでジェンダーについて考えた流れを受けて、文学カテゴリーに入ります。
日本文学史上、女流文学が最も栄えた平安時代を対象に、文学における女性視点について考えました

最初に、なぜ1000年前に女流作家が輩出したのか、彼女たちが書かずにいられなかったことは何かを探っていきました。

次に平安文学の中で注目される怨霊を取り上げ、男の怨霊と女の怨霊の出現理由と出現状況を比べました。それぞれの代表人物は、菅原道真と六条御息所です。

最後に、六条御息所が生霊になる場面をアニメ映像で楽しみました。

Photo_2

学生たちはアニメ作品の映像が強烈に印象に残ったようです。

               (担当:赤間)


(学生コメント)

・私は、貴族は一見豊かな暮らしをしていて幸せそうだと思っていたけど、女性作家が書いた書物などには、私たちが想像できないような苦悩があって、大変だと思った。

・ビデオによって六条御息所の気持ちがすごく伝わってきて、この時代の女性の辛さが少しだけわかった気がします。

・現代は昔に比べ、女性も自由にやりたいことができるようになりましたが、まだ、女性だから、男性だから、という考え方は変わらないと思いました。

Posted by 表現文化学科

| | コメント (0) | トラックバック (0)

花よりGirls' Talk 2012

2012年5月15日 (火)

 

メディアコミュニケーション学科で毎年行われている新入生歓迎会イベント
花よりGirls' Talkが今年も行われました!

花よりGirls' Talkとはメディアコミュニケーション学科で2月に行われる
リーダーズキャンプで企画された原案をもとに実現したイベントです。

今年は天気もよく大勢の新入生がこのイベントに集まってくれました。




Img_0018
教授と先輩からアドバイスをもらいながら自分の時間割を作成していきます。



Img_0023
教授から授業内容を聞いたり…

Img_0040

Img_0046

Img_0051



教室内の雰囲気はこんな感じでした!


さて、次は新入生の交流も兼ねてのゲーム大会です!
新入生のネームプレートの裏には
にんじん、たまねぎ、じゃがいも、にく、カレーのルーの絵が描かれています。
近くにいる人同士で、この5つの素材がかぶらないようにカレー(グループ)を作ってもらいました!


Img_0081



そのグループで各部屋に4人ずついる先輩のところへ行き
大学生活のことや、留学、イベントの企画・運営の話、アルバイトの話などを聞きます。



Img_0083

Img_0098

みんな興味津津ですね!


Img_0084
急きょ、卒業生の先輩にもお越しいただきました!
ありがとうございました。


このあと、昼食を食べフリートークを楽しみ解散となりましたが、
1つの教室では新入生が残っていました。
見てみると時間割を友達と話し合いながら熱心に決めていました。

この会が新入生のみなさんに役立てていたようでよかったです!


大学生活に慣れることは大変だとは思いますが
私たち上級生も応援しています(*^_^*)


メディアコミュニケーション学科では今後もこのようなイベントを催し
学科全体を盛り上げていきたいと思います。

Posted by メディアコミュニケーション学科

| | トラックバック (0)

『表現文化論Ⅰ』授業紹介(第4回)

2012年5月10日 (木)

3回シリーズでコミュニケーションに迫ってみましたが、そのラストが本日。
コミュニケーションを研究するための切り口は多々ありますが、
本日は「ジェンダー」と「ことば」がテーマです。

最初に、ある作家が書いた小説の冒頭文を読み、
その作者の性を当てる、というクイズを行いました。

履修者全員が「女性」と判断した小説の書き手は・・・実は男性。

では、私たちは何を根拠に、その冒頭文の作者を「女性」と
判断したのでしょうか。

そんな素朴な疑問から「ジェンダーとことば」を追求していきます。

続いては、海外のスポーツ選手の自称詞について考えてみました。
(ちなみに、本日取り上げたのは、ロンドンオリンピックでの活躍が
期待されるウサイン・ボルト選手です)

日本語に翻訳される時に選ばれる自称詞は?

「オレ」「ボク」「ワタシ」「ワタクシ」・・・?

ボルト選手の場合、スポーツ新聞のインタビューにおいては、
「オレ」で訳されることが多いんです。
力強さのアピールだと言えるでしょう。

私たちは、女性だから「女性らしいことば」を、
男性だから「男性らしいことば」を使うわけではありません。

「ことばを使う行為」によって、多様なジェンダー・アイデンティティ、
つまり、「自分がどのような人でありたいか」を創り上げているんですね。
                                 (担当:星野)

P1000616_4

(学生コメント)
・普段あまり意識しないことをまじめに考えるのが面白かったです。

・無意識のうちに、なんとなく「女性らしさ」「男性らしさ」を判断していることに驚きました。

・言語使用にみられるジェンダーで「女性同士が最もほめ合う」というのは共感できました。

・私たちはことばによって「らしさ」を使い分けているということがわかりました。

・女性らしさや男性らしさが無意識のうちに判断されてしまうのなら、逆にそれを利用して誤解させることも文章の上では可能だと気づき、すごく驚きました。

・「自分らしさを表現する手段としてことばがある」―この考え方はすごくわかりやすかったし、自己表現は難しいなとも感じました。もっと女性らしい女性になれるよう、美しい日本語も使えるようになりたいと思いました。

・「今からいくわ」という表現ですが、「わ」を下降イントネーションで発音すれば、確かに男性も使うと思いました。

【スライドの紹介 ―イラストの二人はどのように言うでしょうか】
Ws000015

Posted by 表現文化学科

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英文専攻2年生と英語コミュニケーションコース1年生の交流会開催

4月30日(月)9時30分から14時まで、文学科英文専攻の2年生、表現文化学科英語コミュニケーションコース1年生のそれぞれの有志が集まって、交流会が行われました。
午前はチャットルーム(お昼休みにシーラ先生と昼食を食べながら英会話ができる部屋<もちろん無料!>)で、まずは英語で自己紹介。その後、英語版フルーツバスケットで、オニとなった1年生に2年生がヒントを出す場面も多々あり?!(1年生、優しい2年生で良かったですね~。)
イントロゲームでは、それぞれ得意とする音楽ジャンルの曲が流れると大興奮!!
英語タイトルやアーティスト名を正しく発音して答えるのに苦戦している場面も見受けられましたが、学年の壁を完全に越えて協力し合ってました!接戦になってくると、正解チームは全員でハイタッチしてましたね~。
ゲームの後は、昼食をとりながら授業のこと、学生生活のこと、教員のこと!?等、幅広く情報共有しました。
1年生にとって、これらの情報は充実した短大生活を送れるかどうかを左右するので、みんな興味深々。
(ところで、教員について、どんなことを話したの?)

Photo_4

午後はみんなで新座駅近辺のカラオケボックスにGO!
とにかく盛り上がりました。それにしても、みんな慣れているし、うまいし、いろいろな曲を知っていますね~。
特に最新曲。教員は全くわかりません(笑)。
最初こそ緊張していた1年生でしたが、時間が経つにつれてワイワイガヤガヤ。

Photo_3

2年間の短大生活では縦の交流がおざなりになりがちなので、今回の交流会は2年生にとっても1年生にとっても、とても良い経験になったようです。どうやら、今回の交流会を機に、新たなイベントを企画中?!

Posted by 表現文化学科

| | コメント (0) | トラックバック (0)